そんなに蕎麦屋に行ってみたかったのね?!外国人って! | NPO法人ハートフル・ジャパン             街で小さな国際親善

そんなに蕎麦屋に行ってみたかったのね?!外国人って!

私は、よくお気に入りの裏蕎麦屋さんに行くのですが、時々外国人を見かけます。でも、彼らは明らかに日本語が堪能で、言葉を選ばなければ、ちょっと普通の外人じゃない、所謂日本通と呼ばれるぐらいにかなり日本に慣れ親しんだ人ばかりのようです。でも、先日緊張美味のアメリカ人観光客と思しき(アクセントで分かります)家族連れが、ざる蕎麦にじゃ~っと、半ば自暴自棄でソバツユをかけた時は、正直、しまった、もっと早くに声を掛けてあげるべきだったのに・・・・と大反省。(たかが、二合程度のお酒で酔っ払ってる場合ではなかったのに!)ところがっ!そのとき、頼もしい救世主が現れたのです!アメリカ人家族の隣に

座っていた老人(ご本人には申し訳ありませんが、本当にお年を召してらして・・・)が、見るに見かねて、身振り手振りで講釈を始めたではありませんか!勿論、日本語で、です。どうなることやらと、成行きを見守っていた(ハートフル・ジャパン、そんなことでいいのか?)私は、愕然としました。いい意味でです。なんと、そのアメリカ人家族はすっかり、そのお爺さんの言う事を理解したようで、最後には箸の扱い方まで教わって食べ終わる頃には、家族全員が堂々たる日本通に見えました。コミュニケーションの手段って、けっして言葉だけじゃないのだ、と痛感!ジェスチャーだって、立派な手段!このお爺さんには、是非ともハートフル・バッジをつけていただきたいです!外国人生徒によれば、彼らにとって、一番敷居の高さを感じるのは、実は寿司屋ではなく、蕎麦屋だそうです。もっと、多くの外国人に蕎麦屋体験をしてもらいたいものですね。